トイレス工業株式会社は、岐阜県を拠点として屋根工事や雨樋工事を手がける会社です。2022年9月に設立され、岐阜県知事許可(般-6)第104550号を取得して施工にあたっています。事業内容は、独自技術である「トイレス」の施工と販売を軸に、プレカット事業やプレゼン支援、建築資材の販売、各種住宅工事まで幅広く、住まいづくりに関わる工程を横断して支えています。代表取締役は豊田 智哉様です。工務店や設計事務所といった住宅のつくり手に向けた窓口と、これから家を建てる個人に向けた窓口が分けて用意されており、立場に応じて相談しやすい体制が整えられています。
同社の中心にあるのが、屋根と雨樋を一体化させる「トイレス工法」です。屋根の先端そのものが雨水を受けて流す構造のため、軒先から雨樋が張り出しません。従来の雨樋で起こりがちな、部材のゆがみや継ぎ目のずれによる水漏れが生じにくく、住宅への負担を抑えられます。この技術は2018年2月に特許出願され、2019年1月に特許を取得しました。同年9月には新築住宅の屋根工事で第1棟目が完成し、その後も採用が広がって、施工実績を200物件まで積み重ねてきました。使う材料は厚み0.5ミリのガルバリウム鋼板で、二重構造により、建物の内部へ雨水が入り込む前にオーバーフローする設計が採られています。
施工できる屋根には条件があり、板金やカラーベスト、瓦の屋根には対応する一方、折板屋根は対象外で、1寸勾配以上の屋根が推奨されています。工法自体の改良も続けられており、2024年9月には新型のJP型が生まれました。ジャパン建材フェアや資材商社の展示会への出展、工務店や板金業者に向けた技術研修を実施した実績もあり、2026年1月には日本建築家協会(JIA愛知)の賛助会に入会しています。岐阜県内外の工務店や建設会社と協力関係を築きながら、新築時の屋根工事から既存住宅の葺き替えまで対応しています。屋根の先端で雨水を処理する構造ならではの特性についても事前に公開しており、無理な営業や勧誘は行わない方針を掲げています。
雨樋が外から見えないため、建物全体の意匠性が高まる点が、トイレス工法の分かりやすい魅力です。加えて、雨樋が屋根と一体になっていることで、雪が積もっても、はしごを立てかけても、たわみや傷みが起きにくくなっています。地震のときに瓦の落下を抑える働きも期待でき、雪や氷が付きにくい形状のため、氷柱が落ちてけがにつながるリスクを減らせる点も、雪の多い地域では見逃せません。強風で雨樋が壊れる、紫外線で劣化が進む、そのたびに足場を組んで直すことになるという従来の悩みそのものを減らす考え方といえます。
相談の進め方も整理されており、問い合わせを受けたあとに図面を確認し、実施計画をまとめたうえで契約、そして工事、完了という順序で進みます。屋根の形状や既存の状態によって採用できるかどうかが変わるため、まずは図面や住まいの現状をもとに相談してみるとよいでしょう。
雨樋の種類や屋根まわりの納まりは、住まいの外観と維持のしやすさを大きく左右します。屋根の葺き替えや新築時の屋根工事を検討している方は、公式サイトで施工事例や工法の詳細を確かめてみてください。
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