僧侶であり法律家でもある堀江利昌様(ほりえりしょう)は、講演や対話、執筆を通じて「いま、どう生きるか」という問いに向き合う活動を続けています。2024年に事務所を設立し、現在はホリーズ合同会社の代表社員として、宗教と法律の双方で培った知見を持ち寄りながら、学校や企業をはじめとするさまざまな現場に招かれています。近年は企業の人材研修の場でも、正解を早く出すこと以上に、一人ひとりが自分の思考を言語化する時間が大切にされるようになりました。堀江利昌様の講演や対話も、結論を急がずに考える時間そのものを重んじています。
早稲田大学法学部を卒業後、同大学院の法務研究科で法務博士を修め、司法試験に合格して2013年から2017年まで弁護士として活動していました。大学在学中には仏門に入って僧侶となっており、法律実務の現場では人の葛藤や争いごとに数多く立ち会い、法や制度が示す正解だけでは受けとめきれない迷いや、立ち止まって考える時間の大切さを実感してきました。そして30歳という節目に弁護士としての登録を抹消し、僧侶の道に専念することを選びました。2018年からは浄土宗の大本山である増上寺で文化財の大規模な改修事業などに携わり、仏教と社会をつなぐ役割を担っています。現在も増上寺の業務アドバイザーを務めるほか、神谷町の攝取院に所属し、ジーネックス株式会社の倫理審査委員会などの委員も担っています。
現在の活動の柱は、講演・講義、対話、執筆の三つです。講演・講義では、これからをどう生きるかというキャリアの話や、争いを乗り越えるための思想を取り上げています。対話では哲学対話などの手法を用い、日常とは異なる進め方で参加者が自分のことばを探す時間をつくります。執筆では、そこで考えたことをnoteや寄稿というかたちで発信しています。結論をすぐに求めずに考える時間を持つための対話の場として「途中のじかん相談室」も設けられています。これらに加えて、僧侶としての務め、寺院をはじめとする公益法人の運営を支える取り組み、企業に向けた倫理面での助言も担っています。宗教や生き方を扱う探究学習への関心が広がるなかで、中学・高校や大学での登壇も重ねており、企業やロータリークラブ、寺院など幅広い場にも招かれてきました。
堀江利昌様の活動を特徴づけているのは、制度の側から人の争いを見てきた経験と、僧侶として人の迷いに向き合ってきた経験が、一人のなかで結びついている点です。講演では、正解を示して終わりにするのではなく、聞き手がそれぞれの問いを持ち帰れるような語り口が選ばれています。対話の場では哲学対話の手法などを取り入れ、参加者が普段とは違う角度から自分のことばを探せるように進められます。答えを渡すのではなく問いを重ねて本人の考えを引き出す進め方はコーチングにも通じるもので、そこに仏教の視点と法律実務の経験が重なることが持ち味になっています。
活動の範囲は国内にとどまりません。ブータンから僧侶を招き、僧侶の育成や教育のあり方について意見を交わす場を持ったほか、外務省が進める国際的な対話の取り組みにも関わってきました。国内外のテレビ番組やWebメディア、宗教関係の新聞などで取り上げられた経験もあり、宗教と社会の間をつなぐ発信を続けています。
活動の内容や実績、最新の情報は、公式サイトで確認できます。
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