ふうりんしゃは、足腰が弱ってきた犬のための車椅子を、一頭ごとに体の寸法を測って製作しています。運営は株式会社ベルワンで、柴犬が大好きな家族が自分たちの愛犬のために車椅子を手作りしたことが始まりです。既製品を参考にしながら試行錯誤を重ね、使い勝手を少しずつ改良してきました。年齢とともに思うように歩けなくなった、ケガや病気でいつもの散歩が難しくなったといった悩みを抱える飼い主の力になりたいという思いから、犬の車椅子をオーダーメイドで届けています。
手がける車椅子は、前脚と後ろ脚の両方を支える4輪タイプ、前脚が元気な犬の後ろ脚を支える2輪タイプ、片方の前脚に不安がある犬に向けた半4輪タイプ、前脚の補助を目的とした前脚用タイプなど、犬の状態に合わせて形が分かれています。前脚用は、2輪だと安定しにくく4輪だと小回りが利きにくいという弱点を補うため、あえて3輪の構造にしています。体重が60kgを超えるような超大型犬には、フレームをアルミや鉄のパイプで補強し、伏せの姿勢から持ち上げて装着しやすいようにフックを付けるなどの工夫を重ねています。サイズは体重と体高をもとにSからLLLまでの目安があり、それより大きな犬にも個別に対応しています。
採寸は、肩幅・胸幅・腰幅、地面から肩と腰までの高さ、前脚と後ろ脚の間隔、腰から首までの長さ、体高の8か所が基本です。横浜近郊の方はふうりんしゃへ出向いて採寸してもらうことができ、遠方の方もメジャーを当てた写真をメールで送れば寸法を確認してもらえます。自力で立てない犬は寝かせたままの写真でも対応しており、これまでに東京都や千葉県、三重県、兵庫県、広島県、福岡県、宮崎県など各地の犬へ車椅子を届けてきました。採寸データを送ってから手元に届くまでは、通常10日から14日ほどが目安です。製作の依頼や質問はお問い合わせフォームで受け付けており、窓口は三沢 佳則様です。
4輪タイプは塩ビパイプのフレームで軽さと丈夫さを両立させ、体が前に傾いても倒れにくいよう工夫されています。足を入れる部分にはクッションを備え、車椅子に乗ったまま水やごはんを口にできます。くるくる遊具は、パラソルスタンドを軸に円を描くように歩ける室内向けの遊具で、同じ向きにしか回れなくなった老犬でも使えるよう前後を入れ替えられる作りです。オプションとして、首が下がりがちな犬のあごを支えるクッション、お腹を支えるベルト、散歩中の方向転換を助ける手押しハンドルも用意しています。
ふうりんしゃでは、車椅子を嫌いにならないよう短い時間から少しずつ慣らしていくことを勧めており、ひとりで立てない老犬には、まず4本の脚で立つ姿勢をとれることを大切に考えています。サイズが合わなかった場合も、納品から6か月の間はふうりんしゃへ足を運べば微調整を受けられます。
愛犬の歩行や介護に悩んでいる方は、まず公式サイトで車椅子の種類や採寸の方法を確認してみてください。
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