タカミ・ファームは、愛媛県の南端に位置する愛南町で柑橘を育てている農園です。海と山に囲まれた土地で畑に立つ一方、猟師として山も歩くのが特徴です。育てているのは河内晩柑(かわちばんかん)や甘夏(あまなつ)を中心とした季節の柑橘で、実った果実は農園から直接届けられます。食べ頃を見定めて一つずつ摘み取り、選んで箱に詰めるところまで作り手自身が担っているため、みかんの農家直送ならではの鮮度と、その時期にしか出会えない風味をそのまま受け取れる点が魅力です。愛媛みかんの通販先を探している方にとって、産地と作り手の顔がはっきりと見える選択肢だといえます。
農園の出発点となったのは、柑橘農家を営んでいた叔父の畑でした。畑の管理が難しくなったことをきっかけに東京から愛南町へ移り住み、農業法人で三年半にわたって柑橘栽培の基礎から日々の作業までを身につけたのち、2025年に自らの農園として歩み始めました。引き継いだ園地はおよそ3.5haです。木が密集し、十分に手が入っていない区画も少なくなかったことから、間伐や作業道の整備を進め、木がのびのびと育ち、働く人の負担も少ない農園へと少しずつ形を変えてきました。鹿やイノシシ、ハクビシンといった山の動物から畑を守ることが、狩猟を始めたきっかけでもあります。山を歩く中で気づいた木々の変化や、畑と山とのつながりは、畑づくりにも生かされています。
育てている柑橘は7品種以上にのぼります。農園の中心にあるのは愛南町を代表する河内晩柑で、収穫の直前まで果実を樹上に残す木成り栽培によって、酸味が穏やかになり果汁をたっぷりと含んだ味わいに仕上がります。春には爽やかな香りとしっかりした酸味が持ち味の甘夏、冬には皮が薄くてむきやすい温州みかん(うんしゅうみかん)やゼリーを思わせるなめらかな果肉のまどんなが実り、ほかにも不知火(しらぬい)や文旦(ぶんたん)、レモンが栽培されています。河内晩柑の通販や甘夏の通販のように品種を選んで注文できるほか、見た目に傷や難のあるB品・家庭用も用意されており、訳ありのみかんを普段づかいでたっぷり味わいたい方にも向いています。注文は公式サイトのカートから進められるほか、電話やFAXでも受け付けられ、のしやメッセージカード、包装といった贈りものの相談にも応じています。
タカミ・ファームが大切にしているのは、同じ畑にある木でも状態は一本ごとに違うという見方です。土や葉、果実の様子を確かめながら、その木に合った手入れを積み重ねています。農薬や肥料に頼りきらず、土と木がもともと備えている力を引き出すという姿勢も同園の特徴で、山の環境や季節の移り変わりに合わせた無理のない栽培が続けられています。
農園名の「タカミ」には、三つの思いが込められています。今のやり方に満足せずよりよい畑と農業を目指すこと、一本の木を見るだけでなく畑や山、地域、さらにその先の暮らしまで視野に入れること、そして「多加実」の字が示すように、多くの実りを届けて食べる人の毎日に豊かさを添えることです。河内晩柑は長く木に成らせる分、時期が進むにつれて果皮に傷や色の変化が出やすくなりますが、中身の熟し具合とは別のものだと丁寧に説明されています。果実の個性まで包み隠さず伝えたうえで届ける姿勢は、産地から直接取り寄せる楽しさを知りたい方にとって心強いところです。
品種ごとの味わいや旬の時期、注文の流れなどは、公式サイトで詳しく確認できます。
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